石橋正人を自由に!

masato ishibashi

私たち「European Federation for freedom of belief」略称「FOB」は 石橋正人さんの救出をめぐり「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」の署名キャンパインをお支持しております。
統一教会信者である石橋正人さんは2014年に千葉県内の実家に帰省中に行方不明となりました。このキャンペーンはすでに3000件に突破しました。

「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」によりますと、石橋さんの家族が自分の信仰を放棄させようとして彼を拉致したということです。

こうした事件は、日本において何年間にわたって取り分け統一教会信者に対して、犯されている犯罪です。関係者は一年間当たりにおよそ10人被害者が拉致されると主張しています。

拉致されたうえで、12年間にわたっていじめられた後藤徹さんによって運営されている団体は千葉県警に対し、石橋さんの捜索と解放を繰り返し訴えてきましたが、今日に至るまで地元の警察は積極的に行動してくれませんでした。

脱会説得に関する拉致事件が、かつてイタリアをはじめとする欧州の国でさえ行われました。実際、1980年代にサイエントロジ一教会信者とハレークリシュナ団体の何人も拉致されたうえで、隔離の場所に監禁され、無理に自分の信仰を放棄させられました。

イタリアではこの事件の危険性を強調するように、国会にて様々な議論を行いました。

FOB団体の制度的な機能に従って、私たちはこの署名キャンペーンの支持及び拡散のため、力を尽くしたいと思っています。

その目的を同感する皆さん、是非ご協力をお願します。

Freedom of Belief, FOB取締役会
2015年3月27日、ローマ

このつぎ、署名キャンペーンの本文です
https://www.change.org/p/国会議員-人権団体-石橋正人さんの救出を求めます

※同署名キャンペーンは、英語と韓国語のPR文も記載されているため、海外にお知り合いの方にも共有いただけます。(英語サイトはこちらから→http://urx.nu/iKjO ,韓国語サイトはこちらからhttp://urx.nu/iKkP)

 統一教会信者の石橋正人(まさと)さん(26)は2014年正月、千葉県内の実家に帰省中に忽然と姿を消し、今日に至るまで行方不明となっています。状況から判断すると、石橋さんの家族が、石橋さんを外部との連絡がいっさい取れない場所に監禁し、信仰を捨てさせるために説得をしているとみて間違いありません。こうした犯罪行為は拉致監禁・強制改宗と呼ばれ、毎年10人前後の統一教会信者が被害に遭っています。

私たち「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」は地元の千葉県警に対し、石橋さんの捜索と解放を繰り返し訴えてきましたが、今日に至るまで積極的に行動してくれませんでした。DVや児童虐待が犯罪であるように、拉致監禁・強制改宗も「家族の問題」などではなく、明らかな犯罪です。警察の不作為によって違法な拉致監禁が1年2ヶ月以上にわたって放置され、今なお石橋さんはあらゆる自由を奪われ、人権を踏みにじられ続けているのです。

私たちはこれ以上、静観することはできません。最も信頼していた家族によって信教の自由を残酷に踏みにじられた結果、解放後に「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」などの精神障害に苦しむようになる被害者も多いのです。もう一刻の猶予もありません。

石橋さんを1日も早く救出するため、どうかこのキャンペーンに賛同してください。一人でも多くの方々の声を集めることで、それが可能になると信じています。

統一教会信者に対する拉致監禁事件は、過去50年近くにわたって発生し、少なくとも約4300人が被害に遭ってきました。中には、監禁現場でレイプされた女性やマンション6階の監禁場所から逃げようとしてベランダから落下し瀕死の重傷を負った男性、監禁場所で自殺に追い込まれた女性もいます。

この平和な日本で本当にそんなことが起きるのかと疑問に思われるかもしれません。当会の後藤徹代表においては、31歳から44歳になるまでの実に12年5カ月にわたって拉致監禁され、脱会を強要されました。後藤代表は2011年1月、拉致監禁を実行した家族と、それを背後で指導したプロの改宗活動家を相手取って民事訴訟を提起。東京高裁は昨年11月、拉致監禁の事実と改宗活動家らの不法行為を認定し、家族らに合計2200万円の損害賠償を命じました(家族らは最高裁に上告)。

日本における拉致監禁問題の根絶を目指して2010年1月、拉致監禁の被害者が集まって「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」が結成され、これまで様々な活動を続けてきました。しかしながら、国内の取り組みだけでは限界があるため、人権意識の高い欧米諸国においても日本の拉致監禁問題の実態を訴え、問題解決への協力を呼び掛けてきました。

その結果、ベルギー・ブリュッセルに本部を置く国際的な人権NGO「国境なき人権(Human Rights Without Frontiers International=HRWF)」は2011年12月末、統一教会信者に対する拉致監禁の実態をまとめた報告書を発表。米国務省が毎年、発表している「国際宗教自由報告書」でも取り上げられました。また、国連欧州本部(スイス・ジュネーヴ)の「国連自由権規約人権委員会」は14年7月に発表した報告書で、日本における統一教会信者の拉致監禁問題に「憂慮」を表明、日本政府に対し「有効な手段を講ずるべき」と勧告しています。

私たちはこれ以上、統一教会の信仰を理由に拉致監禁・強制改宗という犯罪が繰り返されることに耐えられません。この度の石橋さん救出のための行動は、この問題の抜本的な解決に向けた大きな一歩にもなると確信しています。是非とも、心ある世界の皆様、このキャンペーンにご協力をお願いします!

                                                              「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」

Translation by Alessandro Amitrani